スパルタカス
スパルタカスは、トラキア生まれの奴隷である。カプアの剣奴養成所でサーカス用の剣奴、つまり真剣勝負の殺し合いを人々に見せる奴隷としてしこまれていた。ことローマ人には、野獣と人間、または人間同志の殺戮が好まれていた時代である。しかしスパルタカスは、その異常な世界を脱出することを計画。70人の仲間と共に反乱を巻きおこし、さらに9万人もの奴隷が自由を求めてこれに加わった。やがてこの動きはイタリア全土を震撼とさせることになるが、結局当時の英雄クラッスス、ポンペイウスにより平定され、後に彼は処刑される。
作品データ
フォヤティエ作 | 1778年 |
原型・ブロンズ | 復刻・ブロンズ |
高さ218cm | パリ・ルーブル美術館原型所蔵 |
展示作品一覧
こちらで紹介している作品はルーブル彫刻美術館に展示されている作品の一部です。他にもたくさんの展示品がありますのでぜひ当館にてご覧下さい。