Collection

皇帝ナポレオン1世

フランスの皇帝、ナポレオン一世。フランス革命後、独裁者として皇帝となり帝政を開始した彼は、1769年8月15日にコルシカ島に生まれた。まだ10歳の時にフランスへ渡り、パリの陸軍士官学校へ進学。軍職に就いた彼は、めきめきと才覚を発揮し、1793年、24歳の年に反革命の拠点であったトゥーロンを砲撃して一躍その名をあげる。その後、95年にはパリの王党派反乱を制圧、イタリア派遣軍の司令官としてオーストリア軍を翻弄するなど、次々と功績を挙げていった。やがてクーデターを敢行して彼が皇帝の位についたのは、1804年のこと。当時、ナポレオンは35歳。以後10年間、彼は独裁者としてフランスに君臨することになる。この間アウステルリッツではオーストリア・ロシア軍を破り、神聖ローマ帝国を壊滅させ、さらにはプロイセンを占領してイギリスをのぞくヨーロッパのほとんどを積極的にフランスの支配下においた。

しかし、栄華も名声もそれほど長く続くものではない。結局、ロシアへの遠征の失敗をきっかけにナポレオンの強運も尽き果て、その後再起を図ったものの、ワーテルローでの連合軍との戦いに敗れ、彼は大西洋の孤島セント・ヘレナに流される。そして1821年、皇帝ナポレオンは島の多湿な気候風土などから胃病を患い、51歳で亡くなった。果たして彼の辞書に不可能という文字は、本当になかったのだろうか。作品はエルバ島から戻ったナポレオンが再び皇位についた頃のものである。激動の時代に、英雄としてあり続けることへの彼の苦悩が感じられる。

作品データ
1815年
復刻・ブロンズ
フランス・マルメゾン城原型所蔵

展示作品一覧

こちらで紹介している作品はルーブル彫刻美術館に展示されている作品の一部です。他にもたくさんの展示品がありますのでぜひ当館にてご覧下さい。

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