鷲の頭をもつ有翼の精霊
頭は鷲で、身体は人間。さらにその背中に大きな翼を持つ希有な精霊を描いた作品。紀元前9世紀に、アッシリア王アツシュナシルバル二世が建てた宮殿から出土したもので、鷲の鋭い眼光が印象的である。また左側にある植物は「聖樹」と呼ばれるもので、鷲頭と有翼の精霊がこの聖樹に水をかけているとも、その受粉に精を出しているとも言われており、いずれかは解明されていない。ますます神秘的な作品である。
作品データ
ニムルード宮殿出土 | 紀元前9世紀 |
原型・大理石 | 復刻・ブロンズ |
高さ110cm 幅54cm | パリ・ルーブル美術館原型所蔵 |
展示作品一覧
こちらで紹介している作品はルーブル彫刻美術館に展示されている作品の一部です。他にもたくさんの展示品がありますのでぜひ当館にてご覧下さい。