サモトラケのニケ
1863年、エーゲ海東北のサモトラケ島でフランス領事、シャルル・シャンポワーゾが、まずパロス島の大理石で作られた女性像トルソを発見した。 続いて周辺からは同じ大理石で作られた118点の断片となった翼の部分が見つかった。これを復元したところ有翼の勝利の女神「ニケの像」であることが分かった。 出土品は、フランスに送られ1884年、ルーブル美術館の「ダリュの階段踊り場」に据え置かれた。 翼を広げた巨大な女性大理石像「サモトラケのニケ」はルーブルを訪れる人々の目を強く引き付けている。 「ミロのビーナス」と共にルーブル至宝の双璧である。