モネ それからの100年
名古屋市美術館にて開催されている「モネ それからの100年」を鑑賞してきました。
モネといえば睡蓮、睡蓮といえばモネ、というぐらい強く印象付いている作品はほかにないのではないでしょうか。とにかく自然の色に徹底してこだわったモネ。
庭師を目指していたといわれるモネは、自分の庭園に色鮮やかな花をたくさん植え、その自然な色合いをどう表現するかに試行錯誤しました。少しぼかしたような筆使いが、彼の作品の特徴ですが、いまではそれが「あっモネだ」とわかるぐらい多くの人々に印象付いています。
絵具は混ぜると色が濁るという彼の考えから、極力原色を点や線で表し、遠目から見たときに、自然に近い色や光を感じられるようにしたのです。ところが生前は全く評価されず、没後20年たってから若手の芸術家によって評価されはじめます。その後多くの芸術家に影響を与え、そのDNAは今もなお引き継がれています。
睡蓮は朝に花を開き、夕方に花を閉じるため「睡る蓮(ねむるはす)」と言われ、古代エジプトでは太陽のシンボルとされ、装飾や神話に多くあらわれています。花言葉の「信仰」もこれにちなむといわれます。仏教では泥の中でも綺麗に咲く花とされているところからよく用いられ、蓮を手にする仏像も多い。
名古屋市美術館の常設展では、モディリアーニの「おさげ髪の少女」キスリングの「マルセル・シャンタルの肖像」など有名作品
もみものです。
まさに本日私も行って来ました。モネの言葉で、目の前のものがなんであろうと関係ない、見たまま表現するだけだというのご印象的でした。
コメントありがとうございます。美術作品は写真だけではなく、実物を見ると感じるものが、また違うと思います。機械を見つけていろんな美術館に出かけてみてください。