アルルのビーナス
この作品は、しなやかに片方の腰を前に出す姿勢が特徴的で、整えられた髪形は、中央の分け目より分離され、二つの髪飾りによりまとめられておりウェーブされた前髪も見どころの一つです。
フランス南部のアルルで1651年に発見されたこの作品は、当初、その両腕は見つからなかった。しかしこの不完全な状態は、当時の民衆には受け入れられず、ルイ14世の命により、王室の彫刻家ジラルドンにより、古代彫刻のしなやかさを取り戻すため修復が行われました。そして作品は、当時の嗜好に従った仕上がりになり、現在に至っています。
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