象牙彫金作品
当館展示の象牙彫金作品は、フランスにて作成されたもので、象牙による若い女性の肉体の表現は
見事で、肌のツヤだけでなく、顔の表情もはっきりと表現されています。
また金、銀、プラチナで作られた彫金は、何年たっても色鮮やかで高級感が伝わってきます。
どの国においても、時の権力者が純金など用いて彫金作品を後世に残そうとしてきた意味合いがよくわかります。
彫金を作製するにあたり、その技法としては、透かし・彫り・打ち出し・象眼などがあり、彫りや象眼は、さらにいくつかの種類にわかれます。 また、使用する鏨にも用途別のさまざまであるため、一つの有名作品を仕上げるには高度な職人の技法が必要となります。
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