サモトラケのニケの首はなぜないのか?
元々サモトラケのニケは発見された時1118個の断片で発見されました。
大理石のニケ像はいくつかの部分を接合して作られていましたが、発見時はすべて外れており、
そして頭部と両腕は見つかりませんでした。
左翼は完璧な姿に再現されましたが、右翼上部は石膏で復元されています。
ギリシア彫刻の傑作サモトラケのニケはエーゲ海のサモトラケ島で1863年に発見されました。作者は不詳。
戦いの勝利を祝福する女神として知られています。
ニケ像は頭部が今も見つかっていないからこそ、人々の心に印象付けているのではないでしょうか。
最後の文を読んでハッとさせられました
確かに、首や、腕が、無いことにより、想像が、掻き立てられますね。
友人が、友人の母がうっかり割った人形に閃きを覚えて、
その頭部や手をアクセサリーにカスタムしていました。
当時も似たような人たちが似たような事を行った結果、頭部等が紛失していったのではなかろうかと想像すると笑いが堪えられませんでした。
当時はしょうもないこと(友人が作ったモノは素敵ですが)だったとしても、それが歴史を経て人の想像力によって研磨されて美に成って行くのは面白いと感じました。